今回のテーマは。
“セラミック治療”
についてお伝えします。
まず最初にお伝えしたいこと。
セラミックにしたらむし歯にならない
というわけではありません。
どれだけ見えない部分を繊細にやるかが鍵です。
当院では、10-20年後も安心していただけるように治療を精密で丁寧におこないます。
その精密で丁寧なポイントとしては3つあります。
- 歯面への処理
- 修復材料への処理
- 適切なセメントの使用
この3つをもう少し細かくお伝えします。
①歯面への処理
歯の表面をまずは綺麗にしセラミックが接着できる環境にしていきます。
型取りをしてから、セラミックを装着するまでの間は仮の蓋(仮歯)を入れることになります。
仮のものなので、どうしても歯面は汚染するため、そのままセラミックを装着すると接着力は大きく下がります。
どれほど接着力が落ちるのか?
約80%減少する
と言われています。
ですので。
歯面の目に見えない汚れも確認するため、染め出し徹底的に汚れを除去します。
その後、お薬を塗布しよりセラミックが接着できるような環境にしていきます。(セレクティブエッチングといいます。)
↑こちらをすることで接着力は30%上がります。
②修復材料への処理
修復材料へもしっかり処理しないといけません。
工程として2つあり
ⅰ.内面清掃
・唾液や血液による汚染の清掃
・微小機械的嵌合
これらを目的として、内面清掃をおこないます。
当院は、接着に絶大な信頼があるクラレ商品を全ての工程で使用しています。
内面清掃ではカタナクリーナーという商品を使用
ⅱ.前処理
セラミックは無機材料
接着剤(セメント)は有機材料
と異なる性質なため化学的に結合しません。
そこで、その異なる両材料を科学的に結合するための処理になります。
これはとても大切なステップになります。
前処理ではセラミックプライマーという商品を使用
③適切なセメントの使用
歯と修復材料を処理後、接着剤にて装着します。
その接着剤(セメント)もとても大切です。
保険の接着剤と比較すると
接着強度は約4〜5倍!
従来製品よりもさらに強度が上がったのとこで、クラレが接着に力を入れてることがより分かります。
症例①
症例②
このような丁寧で精密な治療を受けませんか?
同じセラミックの材料であっても細かい手順を踏むことで接着力の違いが大きく異なります。
セラミックを選べばいいと言うことではなく
細かな工程を精密に治療できるか
がポイントになります。
いつも最後まで見ていただきありがとうございます!
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