“当院自慢の根管治療”について
お伝えしていきます。
まず、根管治療って知っていますか?
根管治療とは、むし歯が進行し歯髄(神経)にまで到達した場合に根管治療を行います。
根管治療は大きく2つに分けられます。
①神経を取り除く抜髄治療
②神経を取った歯が感染した場合の感染根管治療
では、根管治療の最大の目的は…
それは【歯を残すこと】です。
根管治療の次の治療は、抜歯です。
根管治療は、歯を守るためにとても大事です。
ですので、根管治療をしっかりやらなければ
歯を失います。そして、、、 必ず後悔します。
では、その大切な根管治療は実際どの程度成功するのでしょうか?
まず、海外(欧米)のデータを参考にして、お話ししていきます。
- 初の神経を取る治療:90%
- 神経を取った歯が感染した場合に行う2度目の治療:(感染根管治療)80%
どちらも高い成功率が示されています。
しかし、日本ではどうなのか。
(残念ながら日本の保険治療における成功率についてはデータがないのですが…)
根管治療が施された歯では
半数以上が経過不良で炎症が発現していると言われています。
失敗率は、平均60%になります。
奥歯での治療は、70%にもなります。
もう一度言います。
“失敗率”が50〜70%です。
2人に1は絶対に失敗しているんです。
この割合は先進国の中でも非常に悪い方です。
参考文献→SUDA hideaki 2011
正直、本当にヒドイ数値だと思います。
保険制度や医療環境の違いなどがありますが…
原理原則をしっかり守れば
必ず高い成功率で根管治療をすることが出来ます!
【原理原則とは】
ラバーダム防湿の使用
根管治療をしている歯に、唾液に含まれている細菌が入り込むことを防止するためにラバーダムを使用します。無菌状態で治療を行うことで成功率が高くなります。
拡大視野下での治療
根管内は複雑であり、肉眼では確認することができません。
拡大視野で治療を行うことにより、肉眼よりも何倍も拡大して精密な治療を行うことができます。
器具機材の滅菌
根管治療時に、滅菌された器具機材を使用しなければ細菌をむしろ送り込むことになります。
ニッケルチタンファイルの使用
根管内は複雑であり、機械的細菌除去をする器具がとても重要になります。
ニッケルチタンファイルとは、柔軟性が高いため、様々な形状の根管に対して適切な処置が行えます。
歯科用CTの撮影
歯科用CTは、通常のレントゲン画像では映らない膿の影や根管の複雑さなどの問題を確認できます。
“ これらを一つでも欠けると
成功率がグンと下がります。 ”
何故、日本は成功率高くなるのに上記のことをやらないのか。
それは、、、、、
日本の根管治療費の低さです。
上記のことを全てやるには、時間も材料費もたくさんかかります。
それを日本の根管治療費の低さでは、やっていけません。
簡単に伝えるとちゃんと根管治療すると赤字です。
これが悲しいことに大きな理由になります。
少し古い資料にはなりますが。
マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較する「ビッグマックインデックス」で、根管治療費を各国で比較すると日本の治療費はアジア諸国よりも低く、またアメリカの18分の1
であったという報告がありました。
何度も言いますが、根管治療は歯を守るために重要な治療です。
根管治療の原理原則に基づいた
世界基準の根管治療を受けなければ
再発し、歯を失う可能性は高くなります。
当院は、自由診療だけでなく保険診療でも
必ず原理原則通り行い
再発のない歯を守る治療を目指しています。
根管治療をするなら、必ずしっかりと治療をしてくれる歯医者さんでやりましょう!
後悔してからでは、遅いです!!
細かい流れについては
下記のサイトに記載しておりますので
少しでもお役に立てれば幸いです。
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