【ラバーダム防湿】ってご存知ですか?
ラバーダム防湿とは、治療する歯を中心にゴムのシートで覆い、唾液に含まれているばい菌から守るものです。
ん?あまり聞いたことないな。って思いますよね。
それもそのはずです。 理由は、最後まで見ると分かりますよ。
人のお口の中は、通常唾液で満たされています。
その唾液の中にはたくさんのばい菌が存在しています。
お口の中のばい菌は“身体の中で最も”密度が多い場所なんです!
それだけ多くのばい菌を含んでいる唾液から、歯を守るのが【ラバーダム防湿】なんです。
テレビドラマなどで手術の時に、手術する場所以外をドレープという緑の布で覆ってから、その後茶色の液体で消毒するシーンを見たことありませんか? それと全く同じことをしているんです。
では、ラバーダム防湿はいつやるものなのか?
基本的にこの3パターンです。
①むし歯治療
②根管治療(神経の治療)
③セラミックの装着時
どれも治療の技術がフォーカスされますが。
どんな高技術よりもばい菌が入らない環境にすることの方が全然大事なんです。 どんなに技術が上手くてもばい菌が入る環境だと、その技術は発揮されません。
では、根管治療する時に、ラバーダム防湿をするかでどれくらい成功率が違うのか。
【成功率】
ラバーダムあり:50%以下
ラバーダムなし:90%以上
半分くらい成功率が変わってくるんです。
そのくらいラバーダムって重要なんですね。
例えると。
胃の手術をやる時に 無菌的な環境でやるか、公衆トイレでやるか。
どちらでやった方が成功するか。
答えは、歴然ですよね。
歯の治療も全く同じことが言えるんです。
何故こんなに重要なのにあまり知られていないのか。
それは… 日本の歯医者さんでラバーダム防湿を使用しているのが、5%以下なんです。
海外ではやることが必須になっていて当たり前なんです。
その理由もラバーダム防湿するのに面倒くささや、コストがかかったり、技術が必要だったりします。
ですので、避ける歯医者さんが多いのが正直なところです。
歯医者さんでの治療時にラバーダムは本当に本当に必須なんです。
内容は覚えないでも、絶対必要だ!ってことは覚えておいてください!!
ラバーダム防湿にご興味のある方、ご来院お待ちしています。