顎関節症の治療法
(マウスピース治療)
顎関節症の治療法
〜マウスピースを使った治療法〜
マウスピースを使った治療法とは
スプリントと呼ばれる顎関節症専用のマウスピースを使用した治療です。就寝時に上顎へ装着するタイプのものになります。就寝中の歯軋りや食いしばりは精神的なストレスや咬み合わせ異常などの口腔内環境のストレスから起こりますが、歯や顎に加わる力は食事の時の2倍にもなる大きな負担です。マウスピースを装着することで、歯ぎしりや食いしばりから守り、歯や顎への負担を分散・軽減することができるため顎関節症を改善する治療です。顎の筋肉の痛みと、その緊張を和らげるためや、顎関節症による痛みがなくても、歯ぎしりや食いしばりがある人には、歯や顎に負担がかからないように予防としても使用することがあります。
ボトックス治療はこちらこんな方におすすめ
- 顎が痛くて口をあけられない…
- 口が開けにくい
- 口を開けると“ゴリゴリ”、“カクン”と音が鳴る
- 寝てる時に食いしばりや歯ぎしりをしている
- 朝起きると顎が疲れている、痛い
- 口周りの筋肉が疲れてる
上記が1つでも当てはまる方はおすすめです
マウスピースを使った治療のメリット・デメリット
メリット
- 歯のすり減り防止
- 歯ぎしり・食いしばりの力を分散
- 顎関節を負担から守る
- 保険適応内で診療ができる
デメリット
- 装着に違和感
- 慣れるまで時間が多少かかる
- 顎関節の形態に異常がある
- 重度のオープンバイトまたは開咬
(上と下の前歯が当たっていない状態を
表します)
治療期間
治療期間は、数ヶ月から1年ほどになります。顎関節症は、慢性的な症状が多く、その場合しっかり治すのも時間がかかることが多いです。
マウスピースを使った治療が
難しいケース
下記に当てはまるケースの場合、マウスピースを使った治療以外の治療法をおすすめすることがございます。